Cosmy Lab.

物を作るひと、何かを描いて書いて編んで捏ねる人

2024年に寄せて

今週のお題「2024年にやりたいこと」 遅ればせながら新年の抱負をば。 さて、今年は私の年齢の十の位が変わる年である。なんとなく心持ちもきりっとするような気がする。なんとなく。 これまでの10年、私はインプットを中心に生活の要素を増やして行ったよう…

箸置きを蒐集

箸置きを集めている。 私の、初めての自分だけの箸置きは大学に入る際、一人暮らしの準備のために百均で買ったガラス製のネズミの箸置きだった。 それ以来約10年、箸置きについて頓着せず、そのたった一つの箸置きだけで生活してきたのだが、最近突然気がつ…

Dear 大晦日

子供の頃、かなり幼い頃から大晦日が苦手だった。とても。苦手というより嫌い、あるいは恐怖? 夜は怖い。それは死を連想させるからだ。これは人類が(多分)遺伝子に焼きごてで刻印されているくらい、多くの人間が体感している恐怖だと思う。 私も夜が怖い。…

蟹雑炊のかんかん

見かけると冬を感じるもの。 霜柱 クリスマスツリー 箱売りのみかん 白い息 かんかんのコーンスープ 自販機に並ぶあったか〜い飲み物の中で1人だけ異彩を放つしょっぱいスープ。 冬のひとときだけ出会える特別感と、かじかんだ指先と胃袋を温めてくれる安心…

今北産業の話

今北産業とあざまる水産って仲間なのか? 検索 関係なかった。水産の方は随分若い表現らしい。なるほど。 ところで今北産業について、意味をきちんと理解したのは今年の夏くらいだった。 私は何か作業をする時、さみしいので何か音が欲しくてYouTubeで誰かが…

しろくてつめたいもの

私がここ一年半ほど好きで触っている素材は石粉粘土。石粉粘土は白くて、初めはややかたい。水を加えて捏ねると、するするとやわらかくなる。形を作っているといっぱい手について、手もちょびっと白くなる。 成形して乾燥させるあいだ、私は時々その未完成の…

標本としての

私はおさない時分からなにかを作らずには気が済まず、なにかを読まねば、見ねば、観察せねば気が済まず、取り入れたものでまたなにかを作らずには気が済まなかった。もう大人になって随分経つけれどもその性分は全くおさまらずにむしろ経験と経済力を得てま…

つもり

言葉を表に出したくて死にそうになることも多く、かと言って美しい文章を掘り出すこともできず失望に失望を重ねてきたが、ここがときどき私のための備忘録としての書く場所になればいいと思っている。Lab. は、興味の範囲が広すぎて収拾のつかなくなった私の…